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■しあわせな孤独
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    銀座のガスホールにて、"『しあわせな孤独』":http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4170(原題:OPEN HEARTS)を観賞した。
    この映画はデンマークの作品で、謳い文句によると「8人に1人が観た記録的な大ヒット」のうえ、
    デンマークのアカデミー賞を受賞し、批評家から高い評価を受けているらしい。
    賞に弱いのは、作る側も観せる側も観る側も共通だな。世界に映画賞っていくつあるんだ?
    ましてデンマークは、人口500万くらいだから大人が半分として8で割ると30万くらいじゃん。
    『踊る2』が500万だから、「デンマークなら全国民観賞」って関係ないか。
    この映画の乱暴なあらすじは、昨日のような今日を生きている人たちに、突然入り込むアクシデント(交通事故)によって、
    さまざまにねじれた生活のエピソードを綴った不倫恋愛家庭どうするドラマといったところ。
    セットも照明も使わずに撮る「ドグマ」というムーヴメントで作られたこの作品は、
    手持ちのカメラのみで、出演者の微細な表情や息づかいを執拗に写し込んでいる。

    この映画で興味深いのは、出てくる人たち全員がまっとうな生活者で、
    まっとうであるが故に、なりゆきに目が離せなくなる仕掛けになってる点。
    置かれた状況に対して、お手軽な事件もめくるめく奇跡も起こらない、
    それぞれがそれぞれの立場で、ときに理性、ときに感情でコミットしていく。
    自分や相手の肯定や否定も明確であって曖昧、そういった揺れが現実的に描かれている。

    まじめな脚本なので嫌らしい言い方をすれば、『NHK-中学生日記』の大人版のような印象も受けるが、
    安易なシナリオや演出を拒否した、スザンネ・ビエール監督の質の高さにうなずかされる。
    デンマークで受けたのもそこらへんかも知れない。
    日本で最も多くの人が観た映画に比べれば、民度の高い国だなぁと溜息…

    観賞後、初老のアベックが、映画の内容に対して「時間を返せ」と罵っていたが、
    それは映画をエンタテインメントとして考えた場合、あまりにも映画的でない内容に対する苛立ちだろうと推察。
    謳うほうも観る側も、映画=余興や娯楽という図式が強すぎる風潮に、腰の座りの悪さを感じるな。
    | cinema | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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